FAQ  〜みなさんへ

<大物の時間について>

◇私の言う「大物の時間」とは、通常言われているものとは違います!

 これは、スズキを狙っていたある時に、ふと気がついたものです.
 各魚種で大物、良型を釣った時には、いつも時間をひかえてデータを蓄積しています
 ので、気がつくに至ったんだと思います.
 小学〜高校の頃、カミキリムシをかなり本格的に収集していましたが、そのころから
 採集した時間や場所、状況・天候等を記録し、分析・研究・発表を重ね、特定のカミキ
 リムシを狙って採集に行ったりしていましたので、これらのことが習慣になっているワケ
 です.
 フタスジハナカミキリは、梶が森のどこそこに5月に咲くヤマシャクヤクの花に来るとか、
 ヘリグロハナカミキリは同じ頃その近くに咲く梨の花に集まるとか、イッシキキモンカミ
 キリはその麓の桑畑の桑の葉に8月下旬に行けば採れる等々...
 余談ですが、そのころの仲間の虫屋達は、現在も採集を続けていたり、ウンカの研究で
 世界的な発見をして注目を浴びている博士になった親友もいます.
◇大物の時間が来たからといって、みんなに来るわけではありません.
◇大物の時間が来たからといって、仕掛けを入れていれば釣れるというわけでも
 ありません.それなりに狙うことが大切です.

 クロダイならクロダイの、スズキならスズキの、大型のキスならそれなりの狙い方をし
 なければなりません.
 どのように狙うか?…を拙著・ネット本「釣りのえきす」に書いてあります.
 私なりの極意、狙い方です.これも、通常書かれているものとは違います!
 私は作曲・編曲という仕事柄か性格からか、オリジナル、オリジナリティーにこだわっ
 ています.曲を創る時はもちろん、料理をするにしても、釣りにしても、なにかにつけ
 オリジナルで楽しんでいます.
 もちろん最初は「基本」から入り、そこから発展させていきます.
 みなさんには、このネット本「釣りのえきす」をひとつの釣り方として、そこから発展させ
 ていただければと願っています.
<私の釣果について>

◇以前は数を釣って楽しんでいました.
 最高時は、年間マダイ200枚、 同年クロダイ80枚で、マダイはいつも船頭さんよりも
 釣っていました.
 当時は冷凍庫に年中マダイやクロダイが数枚ごろごろしていて、うちでとても食べきれ
 ず、それでもまた釣ってきては近所に配っていましたが、いまは、その日のおかずが釣
 れればいいや、という考えで釣っています.
 ですので、2003年のクロダイなどの時にも、数枚釣ったらそれでやめて、その場所を
 ほかの人にゆずり、釣り方等を教えてさしあげたりしていました.

◇以前は潮で狙い物を決めて釣りに行っていたので、クロダイにしてもスズキにしても
 ほぼ100%の割でゲットしていましたが、海のそばに引っ越してからは、家の近くで
 <いま釣れる魚>を釣るひとになりました.もちろん、前の様に狙って行けば釣れる、
 という(カジョーなまでの?)自信は今でも持っていますが...
 ムカシは、

 ・3月、4月は内房総の金谷でクロダイ(自作ウキ釣り)
 ・5月は同じく内房房総の上総湊からマダイ(エビのシャクリ釣り)
 ・6月、7月は江ノ島でクロダイ(ウキ釣り)と上総湊からマダイ
 ・7月、8月は木更津、竹岡の沖堤でクロダイ(ヘチ釣り、前打ち)と上総湊からマダイ、
  その前夜はウキ釣りとぶっこみでスズキ
 ・9月は銚子の沖堤でクロダイ(ヘチ釣り、ウキ釣り)とスズキ・フッコと上総湊からマダイ
 ・10月は上総湊からマダイ
 ・11月〜2月は外房の勝浦でクロダイ(ウキ釣り)と江ノ島でスズキ

 主にこの様なスケジュールで釣行していました.

◇今年の私の釣果は少なすぎる、と思うかも知れませんが、2004年の小田原はまさに
 絶不調で、下記のクロダイの項にも書いてありますが、海が荒れることが多く、ロクに竿
 を出せなかったのがひとつ.青物もほとんど回って来なくて、全般的に釣れていません.
 さらに、本業と、いまはこのHPの制作で多忙のため、あまり釣行できないでいますが、
 行ける時には気が休まるキス釣りをしていたので、今年はこういう釣果になっている次
 第です.(クロダイ釣りなどはかなり精神的パワーを使うので...年のせいかな〜)
<今年のクロダイについて>

◇今年は、クロダイを狙う潮になると台風などで海が荒れたり、土曜か日曜だったり、
 と竿を出せる日がほとんどありませんでした.
 (潮によって狙う魚種を変える→ネット本「釣りのえきす」に書いてありますが、魚信の
 回数が多くて釣りやすい潮があります)
 土曜・日曜・祭日はなるべく釣りはしないようにしています.仕事柄ウイークデイに釣
 りが出来ますし、ポイントが広くないので、それらの日しか出来ない方達のために、
 遠慮しています.

◇某博物館で魚類の研究をされている職員の方が、「今年(2004年)は産卵場所を
 変えてしまったので、クロダイはいないでしょ?」とおっしゃっていましたが、その言葉
 を裏付ける様に、1月〜8月まで小田原ではいつも釣っていた釣り師達が、だ〜れも
 釣れずにいました.が、ここへきてポツポツとあがり始めました.
 私は今年の早春に1回だけ狙いましたが、フグの猛攻で終わり、それ以来まだ狙って
 いません.

<釣った場所を「某所」と書いてある理由>

◇大切なのは「ポイント(場所)」ではなくて、「釣り方」だと思っています.

 もちろん、<釣れる>ポイント(場所)も重要な<ポイント>のひとつですが、釣り方の
 工夫次第で、自分の場所が<釣れるポイント>に成りうると考えています.私の釣り方
 は、ネット本「釣りのえきす」に詳しく書いてあります.
 「土佐のいごっそう」のせいか、そこは釣れないよとか、きょうは釣れないよとか言われ
 ると、俄然釣る気が湧いてきて、誰も釣れなくても釣ってしまうことは度々です.

◇場所を表示してそこに釣り人が殺到したら…

 2〜3人で目一杯、という様な場所もありますし、その場所での釣りを楽しみにしている
 方達に迷惑をかけてしまうので表示を避けています.
 実際、7〜8人でいっぱいの某ポイントで「・・・」が釣れるとネットで紹介され、そこに25
 人も乗ったり、2〜3人のところに11人乗ったりと、すごいことになってしまったことも
 多々ありますので...
 どうかご了承いただきたいと思います.
 ぜひ、工夫をして今釣っている場所を<絶好のポイント>にしてください!


                            管理人・槌田靖識

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